仕事や学習のための英語

英語面接の対策と自信をもって話すための完全ガイド

英語が話せる人でも、面接となると別の話。よく聞かれる質問10選から48時間の準備プランまで、実践的なガイドです。

担当:Bruna Marreiros、Cambly コンテンツスペシャリスト ・ 更新日:2026/09/04 ・ 15分で読めます

英語のビデオ面接の冒頭でノートパソコンの画面に向かって手を振る応募者

英語面接とは、英語で行われる採用選考のための面接です。応募者のコミュニケーション能力や職務適性を評価することを目的としており、業界や職種に関わらず、質問のパターンと求められる答え方には一定の型があります。英語面接で必要な力は「流暢さ」ではなく、学んで習得できるスキルセットです。

日常会話や仕事のメールで英語を使いこなせていても、英語面接はまた別の難しさがあります。形式が決まっていて、リアルタイムで評価されていて、しかも質問の内容は予測できても、英語での答え方を事前に練習していない人がほとんどです。

東京で働くアナリストのKojiは、英語を使った業務経験が3年あり、ビジネス英語にも自信がありました。ところが、シンガポールの投資会社の面接で、「walk me through your background(経歴を教えてください)」という最初の質問で詰まってしまいました。英語力の問題ではなく、英語面接の形式に合わせた答え方を練習していなかったからです。その後2週間、ネイティブスピーカーの講師と面接形式で集中して練習し、別の会社の英語面接を突破してオファーを獲得しました。必要だったのは、語彙力ではなく「英語面接ならではのパターン」を身につけることでした。

このガイドでは、よく聞かれる質問10選とその答え方の型、自信をもって話すための5つのテクニック、独学と対人での練習の比較、そして本番前48時間の準備プランをご紹介します。

英語面接を難しく感じる理由

英語をある程度話せる人でも、面接になると急に言葉が出なくなることがあります。そのギャップは主に2つの要因から生まれます。

英語面接には独自の表現がある

英語面接では「walk me through(〜を説明してください)」「tell me about a time when(〜した経験を聞かせてください)」「what's your approach to(〜についてどのように取り組みますか)」といった定型フレーズが繰り返し使われます。複雑な表現ではありませんが、事前に把握していないと質問の形式だけで戸惑ってしまいます。面接前にこのボキャブラリーを知っておけば、内容ではなく形式に慌てることはなくなります。

日本語での準備は英語に活かせない

日本語なら簡単に答えられることでも、それを英語に「翻訳」しながらリアルタイムで答えるのは難しいことがあります。解決策は「翻訳の精度を上げる」ことではなく、「最初から英語で答えを作る」ことです。英語として自然に出てくるよう、英語で直接答える練習をすることが重要です。

語彙の勉強には自分のペースで進められるアプリが向いています。ただし、プレッシャーのある状況で英語で反射的に答えるためには、ネイティブスピーカーとの対人練習が不可欠です。アプリだけに頼ると、本番当日に答えが出てこないという事態になりかねません。

英語で話すことへの不安が、面接に限らず日常的に感じるものであれば、このガイドが扱うのは英語面接に特化した対策の部分だけです。

英語面接でよく聞かれる10の質問と答え方

業界や職種、役職レベルに関わらず、この10問に対応できれば面接のほとんどの質問をカバーできます。それぞれの答えに共通する原則は「具体的に、簡潔に、要点を押さえて伝える」ことです。

  1. Tell me about yourself.(自己紹介をしてください) 3つのパートで構成します:現在の役割と経歴、関連する実績、そしてなぜこのポジションに応募したか。目安は90秒です。 "I've been working in [field] for [X years], most recently at [company]. In that role, I [specific achievement]. I'm now looking for [what this role offers]."
  2. Why do you want this job?(なぜこの仕事を希望しますか?) 企業について調べた上で、企業の具体的な点と自分の経験を結びつけます。「成長したいから」のような漠然とした答えでは、面接官が判断する材料になりません。 "I'm drawn to this role because [specific aspect]. It aligns well with [a skill or experience you bring]."
  3. What are your greatest strengths?(強みは何ですか?) 1〜2つの強みを挙げ、それぞれに簡単な具体例を添えます。形容詞の羅列は避けましょう。 "One of my strongest skills is [strength]. For example, in my last role I [short example]."
  4. What is your greatest weakness?(弱みは何ですか?) 面接官が見ているのは弱みそのものではなく、自分自身を客観的に理解し、改善に取り組む姿勢です。弱点に感じている部分を正直に伝え、それに対してどう取り組んでいるかを説明します。 "I tend to [honest weakness]. I've been working on this by [concrete action]."
  5. Where do you see yourself in five years?(5年後のビジョンを教えてください) 向上心を示しつつ、すぐに転職するつもりという印象を与えないようにします。 "I'd like to develop [specific skills] and grow into [a more senior role]. I see this company as a place where that's possible."
  6. Why are you leaving your current job?(現在の職場を離れる理由は?) ニュートラルに、前向きに答えます。現在の職場を批判するのは厳禁です。 "I've learned a lot in my current role. I'm now looking for an opportunity to [more scope / new challenge]."
  7. Tell me about a time you faced a difficult situation at work.(仕事で困難な状況に直面したときのことを教えてください) STARフレームワークに沿って答えます:S(状況)→ T(課題)→ A(行動)→ R(結果)。 "In [situation], I was responsible for [task]. I [action I took]. As a result, [measurable outcome]."
  8. What do you know about our company?(当社についてご存知のことを教えてください) 面接前にリサーチします。製品、規模、最近のニュースやリリースなど、具体的な情報を準備します。 "I know you [specific fact]. I was particularly interested in [recent development] because it connects to my experience in [relevant area]."
  9. Why should we hire you?(あなたを採用すべき理由は?) 自分のスキルと募集要件を直接結びつけます。 "I bring [skill or experience] that directly matches what you described in the posting. Specifically, [one concrete example]."
  10. Do you have any questions for us?(何かご質問はありますか?) 必ず2〜3個準備します。関心を示すためにも、自分がポジションを見極めるためにも重要です。 "What does success look like in the first 90 days?" / "What's the biggest challenge someone in this role typically faces?" / "How would you describe the team culture?"

自信をもって話すための5つのテクニック

英語面接で自信があるように聞こえるかどうかは、文法の完璧さで決まるわけではありません。経験豊富な面接官が実際に感じ取る「落ち着き」のサインがあり、面接前に練習しておけます。

  • ブリッジフレーズで考える時間を稼ぐ 間が空いたとき、無言になったり「えーと」を繰り返したりするのではなく、処理中であることを示すフレーズを使います。 "That's a good question, let me think about that for a second." / "I want to give you a thoughtful answer." 言葉のない沈黙は不安の表れに受け取られやすい一方で、こうしたフレーズは「整理して答えようとしている」という印象を与えられます。
  • 答え始める前に構成を示す 複雑な質問に答えるときは、最初に回答の流れを示す一言を入れると、話がまとまりやすくなります。 "I'd say there are two things here: [X] and [Y]. Starting with [X]..." これで話しながら考えを整理しやすくなり、面接官にも回答の全体像が伝わります。
  • 意識的にゆっくり話す プレッシャーがかかると、英語を母語としない話者はもちろん、ネイティブスピーカーであっても早口になりがちです。早口になるほど言い間違いが増え、落ち着きがない印象にもつながります。自分で自然だと感じるスピードより、はっきり遅めに話すことを意識してみてください。自分では遅いと感じるかもしれませんが、面接官には落ち着いて聞こえます。
  • 求人票の言葉遣いをそのまま使う 面接前に求人票を丁寧に読み込み、企業が繰り返し使っているキーワードをメモしましょう。その表現を回答の中にも意識して反映すると、企業文化へのフィットと準備への真剣さの両方が伝わります。これは、面接前に取り組める英会話の練習のなかでも特に効果的な方法のひとつです。
  • 答えを潔く終わらせる よくある落とし穴は、質問に答え終わったあとも話し続けてしまうことです。その結果、本当の答えの印象が薄れ、沈黙を埋めようとしているように見えます。おすすめは、最後を一文で締めることです。 "So in short, [key point]." そこで止めて、面接官の反応を待ちましょう。
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講師との模擬面接が独学やAIツールより効果的な理由

10の質問を覚えて、答えを一人で練習することはできます。ただし、「英語で他者に評価される」という本番のプレッシャーは、一人では再現できません。

講師との模擬面接・独学・AIツールの比較

  • 回答内容へのフィードバック

    講師との模擬面接:
    具体的、その場で
    独学での練習:
    なし
    AI面接ツール:
    定型パターンに基づく
  • 話し方へのフィードバック

    講師との模擬面接:
    スピード・トーン・語彙の選び方
    独学での練習:
    録音で自分が気づいた分だけ
    AI面接ツール:
    一部のツールでスピードとフィラー
  • 台本のない追加質問

    講師との模擬面接:
    あり
    独学での練習:
    なし
    AI面接ツール:
    ほとんどなし
  • 回答が長いときに止めてくれる

    講師との模擬面接:
    あり
    独学での練習:
    なし
    AI面接ツール:
    なし
  • 1回あたりの費用

    講師との模擬面接:
    最も高い
    独学での練習:
    無料
    AI面接ツール:
    低額または無料
  • 直前でも使えるか

    講師との模擬面接:
    可能、24時間対応
    独学での練習:
    可能
    AI面接ツール:
    可能

講師との模擬面接・独学・AIツールの比較

得られるもの

講師との模擬面接

独学での練習

AI面接ツール

回答内容へのフィードバック

具体的、その場で

なし

定型パターンに基づく

話し方へのフィードバック

スピード・トーン・語彙の選び方

録音で自分が気づいた分だけ

一部のツールでスピードとフィラー

台本のない追加質問

あり

なし

ほとんどなし

回答が長いときに止めてくれる

あり

なし

なし

1回あたりの費用

最も高い

無料

低額または無料

直前でも使えるか

可能、24時間対応

可能

可能

ネイティブスピーカーの講師との模擬面接は、アプリや独学では埋められないギャップを埋めてくれます。講師であれば、想定していなかった追加質問を投げることも、答えが長すぎる場合に途中で止めることも、どのフレーズが伝わってどれが伝わらなかったかを具体的に指摘することも、スピードや語彙、構成についてリアルタイムフィードバックを出すこともできます。

答えをひとりで練習するなら独学の方が向いています。一方で、話すスピードやトーン、表現の自然さについてフィードバックが欲しいのであれば、ネイティブスピーカーとの模擬面接の方が適しています。

AIを使った模擬面接ツールも増えていて、実際に役立つものもあります。標準的な質問への反復練習を低コストで積めますし、スピードやフィラーワードを指摘してくれるツールもあります。量をこなす用途には向いています。一方でできないのは、台本にない追加質問を続けることや、その答えが実際に人が言いそうな言い方になっているかを教えることです。AIツールは標準的な質問の練習量を低コストで増やしたいときに向いています。ネイティブ講師は、想定外のフォローアップ質問への対応、回答の自然さへのフィードバック、文化的なニュアンスの理解が必要なときに向いています。面接官はあなたの言葉だけでなく、間の取り方、フィラーワードの多さ、話すスピードも聞いています。講師も同じです。

Camblyの講師は回答の途中でもフィードバックを行いながら、答えが自然に口から出てくる状態になるまでサポートします。「答え方を知っていること」と、「プレッシャーのかかる英語面接で実際に答えられること」の間には、大きな違いがあります。そのギャップを埋められるのは、リアルな練習だけです。この形式での英会話の練習が、最も実践的な準備方法と言えるでしょう。

Camblyの講師は全員英語ネイティブスピーカーです。面接前日の夜でもレッスンを予約できるため、「直前に練習したい」というニーズにも対応しています。

48時間の面接準備プラン

面接が2日後に迫っているなら、以下のスケジュールで準備を進めましょう。

48時間前

上記の10問すべてに対して、英語で答えを書き出します。頭の中で考えるだけでなく、実際に書くことが重要です。書き出すことで、使う表現や構成が具体的になります。1つの回答は100〜150語を目安に。書いたら1回声に出して読み上げましょう。

24時間前

メモを見ずにそれぞれの回答を3回ずつ声に出して練習します。スマートフォンで録音し、文法ではなく「話すスピード」と「伝わりやすさ」に注目して聞き返します。その中で、まだ不自然に感じる2〜3問を見つけ、そこだけを重点的に修正します。

前日の夜

フルの模擬面接を行います。できればネイティブスピーカー、理想的には面接準備に慣れた講師に10問をランダムな順序で聞いてもらいます。途中で自己解説を挟まず、本番と同じつもりで臨みましょう。終わったら、改善点を一緒に振り返ります。

当日の朝

回答メモを1度だけ読み返します。丸暗記しようとするとぎこちなくなるので、全体の流れとブリッジフレーズの確認に留めます。最初の質問「Tell me about yourself」の答えだけは完璧に仕上げた状態で臨みましょう。

英語面接は、才能ではなく身につけられるスキルです。また、流暢さだけを測るテストでもありません。高い評価を受ける候補者は、必ずしも最も流暢な人ではなく、最も準備ができている人です。10の質問に取り組み、5つのテクニックを練習し、本番前に少なくとも1回は模擬面接を行いましょう。具体的な準備は、自信につながります。

注:本記事に登場する学習者のエピソードは、Camblyの学習者をもとにした複合的な事例です。個人が特定されないよう、名前や詳細は変更しています。

よくある質問

最も効果があるのは、面接でよく使われる特定の表現を学ぶことと、声に出して練習することの2点です。英語面接対策の記事を読むだけでは実践力はつきません。準備時間の少なくとも半分は、実際に答えを声に出して練習することに使いましょう。可能であれば、話すスピードや語彙の選び方、トーンについてフィードバックをもらえるネイティブスピーカーと練習するのが理想的です。


3つのパートで構成します:現在の役割と経歴、関連する実績、そしてなぜこのポジションに応募したか。目安は90秒です。次のような型が使えます。"I've been working in [field] for [X years], most recently at [company]. In that role, I [specific achievement]. I'm now looking for [what this role offers]." 面接前に書き出しておき、暗記した印象がなくなるまで声に出して練習しましょう。


すぐに確認を取りましょう。それは弱みではなく、プロフェッショナルな対応です。"I want to make sure I answer that correctly. Could you rephrase that?" や "Just to confirm, are you asking about [your interpretation]?" を使ってみてください。面接官のほとんどは、丁寧に確認する姿勢を好意的に受け取ります。推測して的外れな答えをするよりはるかに良い選択です。


大丈夫です。難しい質問に対して少し考える時間を取ることは、迷いではなく思慮深さの表れです。ブリッジフレーズと組み合わせるとさらに自然に聞こえます。問題になるのは、何の前置きもない長い沈黙だけです。


ポイントは2つあります。ひとつは短縮形を使うことです。"I am" より "I'm"、"I have" より "I've"。ネイティブスピーカーは日常会話の中で自然に短縮形を使っています。もうひとつは、答えを書き言葉ではなく話し言葉として練習することです。紙に書いて暗記した答えは、どうしても暗記した印象を与えます。声に出して練習を重ねた答えは、自然に話しているように聞こえます。特定の言い回しを固めたいなら書く練習が向いています。しかし、本番のプレッシャーの中でも自然に話せるようになりたいのであれば、声に出す練習が不可欠です。


2〜3回のフル模擬面接で多くの場合は十分です。反射的に答えられる状態を作るには足りますし、答えが過剰に作り込まれた印象になるほどでもありません。1回しかできない場合は、本番に感覚が残るよう、面接の前日の夜に行うことをおすすめします。


定番の質問に対する反復練習としては役立ちます。ただし、想定外のフォローアップ質問への対応、トーンの自然さへのフィードバック、文化的なニュアンスの理解については、ネイティブスピーカーの講師の方が効果的です。AIツールは練習量を増やしたいときに向いています。フィードバックの質を求めるならネイティブの講師です。


自分で自然だと感じるスピードより、はっきり遅めを目安にしましょう。面接のプレッシャーがかかると、英語を母語としない話者はもちろん、ネイティブスピーカーであっても話すスピードが速くなりがちです。その結果、言い間違いやフィラーワードが増え、緊張している印象につながることがあります。意識的にゆっくり話すと落ち着いた印象を与えられます。自分では遅すぎると感じるはずですが、面接官の耳には自信があるように聞こえます。